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成人式前撮り

成人式前撮りで失敗しないためのポイント

前撮りは一度きりです。撮り直しがきかないぶん、事前に知っておくだけで防げることが多くあります。この記事では、実際につまずきやすい場面を段階ごとに並べ、それぞれの対処をまとめました。読み終えたときに「これだけ気をつければいい」が分かる形にしています。

成人式前撮りで失敗しないためのポイント

先に、いちばん多いつまずき

大きく分けると、失敗は5つの段階で起きます。

  • 予約:希望の日が埋まっていた
  • 振袖選び:写真で見たときの印象が想像と違った
  • ヘアメイク:当日になって希望を伝えられなかった
  • 撮影当日:持ち物が足りない、体調が万全でない
  • 仕上がり:欲しかった構図が撮れていなかった

どれも事前の一手間で防げます。順に見ていきます。

先に、よくある思い込み

前撮りの相談で伺う「そう思っていた」を挙げておきます。ここでずれていると、あとの判断が全部ずれます。

よくある思い込みと、実際
思い込み実際
前撮りは成人式の直前にするもの多くの方が式より前の年に済ませます。時期の選び方は幅があります
成人式当日と同じ振袖で撮るのが普通当日用の振袖は貸出時期が限られます。同じ一着で撮れるとは限りません
写真館はどこも同じ撮影のスタイル、含まれる内容、追加料金は大きく違います
当日その場で決めればいい当日は時間が限られます。決めておくほど撮影に時間を使えます
家族写真は当日に撮ればいい当日は分刻みです。落ち着いて並べるのは前撮り・後撮りです
データがあれば十分用途によります。印刷や祖父母の手元に残すなら形のあるものも要ります
ポーズは覚えていかないといけない撮影者が案内します。好きな形を2〜3つ選んでおけば十分です

このうち上の2つは、日程の組み方そのものに関わります。早い段階で確認しておいてください。

① 予約でのつまずき

予約の段階で起きること
起きることなぜ起きるか防ぎ方
希望の日が埋まっていた土日祝と長期休みは先に埋まりやすい候補日を複数用意して問い合わせる
家族の予定が合わなかった本人だけで日を決めた家族撮影を考えているなら先に相談する
振袖の選択肢が減っていた衣装は先着で決まっていく早めに見に行く
成人式当日と同じ振袖で撮れなかった当日用の振袖は貸出時期が限られる同じ一着で撮りたいなら先に伝える
予約後に日程を変えたくなった進学・就職で予定が読めなかった変更の可否と条件を予約時に確認する

予約時期は、地域や店舗、希望される日(土日か平日か)によって大きく変わります。「何年前が正しい」という一つの答えはありません。動き出す時期の考え方は、別の記事にまとめています。

前撮りの予約時期について読む

② 振袖選びでのつまずき

ここでの失敗は「試着では良かったのに、写真だと違った」という形で出ます。原因ははっきりしています。

試着と写真で印象が変わる理由
要素試着室では写真では
真上からの照明。顔に影が出やすい正面から光を当てる。色が明るく出る
距離鏡までの距離が近い全身なら数メートル離れる
見え方柄の細部が見える離れると柄は「面」として見える
背景試着室の壁背景紙やインテリア。色が影響する
姿勢立って正面を向いている斜め・座り・振り向きなど姿勢が変わる
山吹と若草の振袖。花を持って立つ全身
離れて見ると、柄は面としてまとまって見えます
  • 試着したら、必ず離れて全身を見る:数歩下がるだけで印象が変わります
  • 写真を撮ってもらう:鏡の像ではなく、画面で見た印象が本番に近いものです
  • 顔のそばに来る色を見る:衿元と袖の色が、顔映りを決めます
  • 帯や小物を合わせた状態で見る:振袖だけで判断すると印象が変わります

振袖の選び方そのものについては、基準を分けて詳しくまとめた記事があります。

振袖の選び方を読む

③ ヘアメイクでのつまずき

当日その場で決めようとすると、時間の中で妥協が生まれます。

ヘアメイクで起きること
起きることなぜ起きるか防ぎ方
希望を伝えられなかった言葉で説明しようとした画像を用意して見せる
写真で見たら印象が違った鏡で見た正面しか確認しなかった横と後ろも鏡で確認する
髪飾りが振袖と合わなかった振袖が決まる前に選んだ振袖の色が決まってから選ぶ
前髪が目にかかっていた撮影中は気づきにくい撮影前に確認する
メイクが薄く写った普段のメイクのままだった撮影ではやや濃いめが写りに合う

振袖に合うまとめ髪について読む

④ 撮影当日のつまずき

当日は、持ち物と身体の状態の2つです。

持ち物

  • 着付けに必要なものが足りない:写真館から届く一覧を必ず確認してください
  • 足袋を忘れた:新しいものを用意するのが一般的です
  • 髪飾りを忘れた:持参する場合は前日にまとめておきます
  • メイク直しの道具がない:長時間の撮影では必要になります
  • 眼鏡やコンタクトの替え:普段使っているものを持参します

身体の状態

  • 前日の夜更かし:顔のむくみと目の下に出ます
  • 直前の食べ過ぎ・塩分:むくみの原因になります
  • 日焼け:撮影の直前は避けたほうが無難です
  • 肌荒れ:直前に新しい化粧品を試さないでください
  • 爪の状態:手元は思っている以上に写ります
生成りに黒い花の振袖。暗い背景で机に手を置いた上半身
手元は寄りの写真で必ず写ります。爪まで整えておくと安心です

当日の朝は余裕をもって

遅れると、撮影時間が削られます。着付けとヘアメイクには時間がかかるため、遅刻の分は撮影のほうから削られることになります。交通手段と所要時間は前日に確認してください。

準備チェックリスト全体を見る

当日の時間配分を知っておく

「思ったより時間がかかった」という声をよく伺います。撮影そのものより、支度の時間が長いためです。おおよその流れを知っておくと、当日の予定が組みやすくなります。

  1. 受付

    衣装と小物の最終確認

    この時点で足りないものが分かります

  2. ヘアメイク

    髪型とメイクを仕上げる

    希望画像はこの前にお見せください

  3. 着付け

    振袖を着る

    長襦袢から順に着ていきます

  4. 撮影(前半)

    ご本人のカット

    慣れる時間でもあります

  5. 撮影(後半)

    家族撮影・組み合わせ

    ご家族はここから合流でも構いません

  6. お着替え

    私服に戻る

    髪型を残したい場合はお伝えください

所要時間は写真館とプランによって異なります。当日の予定を詰めすぎないよう、終わりの時間には余裕を見ておいてください。

⑤ 撮影中のつまずき

ここでの失敗は「あとから気づく」形で出ます。撮っている最中は分からないものです。

撮影中に起きること
あとから気づくことなぜ起きるか防ぎ方
後ろ姿を撮っていなかった正面ばかり撮っていた振り向きの形を早い段階で入れる
袖の柄が写っていなかった腕を下ろしたままだった袖を上げる形を一枚入れる
家族との写真が全体の一枚だけだった組み合わせを撮る時間がなかった撮りたい組み合わせを先に伝える
全部同じ表情だった笑顔ばかり撮っていた笑わない一枚も残す
小物のアップがなかった全身と上半身しか撮らなかった帯・髪飾り・草履の寄りを頼む
表情が固かった緊張したまま進んだ最初は慣れる時間と考える

防ぎ方は共通しています。撮ってほしい構図を、撮影が始まる前に伝えることです。撮影者は流れの中で組み立てますが、希望があるなら先に入れておいたほうが確実です。

写真館より
撮影のあとで「あれも撮っておけばよかった」と言われるのは、たいてい後ろ姿と小物の寄りです。始まる前に一言いただければ、必ず組み込みます。遠慮なくおっしゃってください。

ポーズ20選を見る

誰と決めるか

意外に多いのが、決め方をめぐるつまずきです。

決め方と、それぞれの注意
決め方良さ注意
ご本人だけで決める好きなものを選べる費用を出す方の考えとずれることがあります
お母さまと決める判断の目がある好みがぶつかることがあります
ご家族全員で納得感がある人数が増えるほど決まりにくくなります
ご友人と気楽に見られる写真での見え方は別の観点です

正解はありませんが、費用を出す方と、着る方。この2人の考えが揃っていれば、あとの判断は進めやすくなります。見学の段階で一緒に来ていただくのがいちばん早いと思います。

緑地に花の振袖。桜の枝に手を伸ばす上半身
実物を一緒に見ると、話が早く進みます
写真館より
お母さまとご本人で意見が分かれることは珍しくありません。そういうときは、両方を着ていただいて写真を撮り、画面で見比べます。言葉で議論するより早く決まります。

⑥ 仕上がり・データでのつまずき

受け取りの段階で起きること
起きることなぜ起きるか防ぎ方
もらえる枚数が思っていたより少なかったプランの内容を確認していなかった契約前に、含まれる枚数と形式を確認する
データの解像度が低かった用途を伝えていなかった印刷に使うなら、その旨を先に伝える
受け取りまでの期間が長かった納期を聞いていなかった契約時に納期を確認する
追加購入が高くついた追加の単価を知らなかった追加料金の単価を先に確認する
データを失った一か所にしか保存していなかった二か所以上に保存する

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段階別チェックリスト

予約するとき

  • 候補日を複数用意したか
  • 家族撮影の有無を決めたか
  • 成人式当日と同じ振袖で撮りたいか決めたか
  • 日程変更の可否と条件を確認したか
  • プランに含まれる内容(枚数・データ・納期)を確認したか

振袖を選ぶとき

  • 離れて全身を見たか
  • 写真を撮ってもらったか
  • 衿元と袖の色が顔に合うか見たか
  • 帯と小物を合わせた状態で見たか

撮影の1週間前

  • ヘアメイクの希望画像を用意したか
  • 髪飾りを決めたか
  • 持ち物の一覧を確認したか
  • 交通手段と所要時間を確認したか
  • 撮りたい構図を書き出したか

撮影の前日

  • 持ち物をまとめたか
  • 爪を整えたか
  • 早めに休んだか
  • 塩分の多い食事を避けたか

撮影当日

  • 余裕をもって出発したか
  • 撮りたい構図を撮影者に伝えたか
  • 後ろ姿と小物の寄りを頼んだか
  • 鏡で横と後ろの髪型を確認したか

スタジオノーブレムの場合

ここまでは一般的な内容です。取り扱いは写真館ごとに異なるため、当店の場合を分けて記載します。

  • 撮影場所:スタジオ内での撮影です。ロケーション撮影は行っておりません
  • 家族撮影:前撮り・後撮りプランとフルセットプランに含まれ、人数の追加料金はありません
  • ヘアメイク:撮影時のヘアメイクは含まれています。成人式当日のお支度は承っておりません
  • お持ち込み:ママ振袖やお手持ちの振袖でも撮影いただけます。持ち込みによる追加料金はいただいておりません
  • ご見学・ご相談:無料です。撮影前に振袖を見て、写真での見え方をご確認いただけます
生成りに黒と金の振袖。暗い背景で立つ全身
スタジオでは、光を組んでから撮ります

成人式前撮りについて見る

撮影のあとにやっておくこと

撮り終えたら終わり、ではありません。あとの手順を知らずに困る方が意外といらっしゃいます。

  • 仕上がりを選ぶ日程を確認する:選定に来店が必要な写真館もあります
  • データの受け取り方法を確認する:形式と受け渡しの方法は写真館によって違います
  • 受け取ったらすぐ保存する:受け渡しに期限がある場合があります
  • 二か所以上に保存する:パソコンとクラウド、あるいは外付けの記録装置に
  • 印刷するものを決める:年賀状、ご家族の手元に置くもの
  • 成人式当日の予定を確認する:前撮りが終わっても、当日の支度は別の手配です

最後の項目は見落とされがちです。前撮りと成人式当日は別の日で、当日のお着付けやヘアメイクは別に手配が必要になることがあります。当店では成人式当日のお支度は承っておりませんので、その分の手配はご自身でお願いしています。

データの受け渡しには期限があることがあります

受け取り方法によっては、期限を過ぎると受け取れなくなることがあります。受け取れる状態になったら、早めに保存してください。

まとめ

前撮りの失敗は、その多くが「知らなかった」ことから起きます。逆にいえば、事前に知っておくだけでほとんどが防げます。

とくに効くのは2つです。振袖を選ぶときに離れて全身を見ること。そして、撮ってほしい構図を撮影前に伝えること。この2つだけでも、あとから悔やむことはかなり減ります。

この記事の要点

  • 候補日は複数用意する。土日祝は埋まりやすいものです
  • 試着では離れて全身を見る。写真も撮ってもらう
  • ヘアメイクの希望は画像で伝える
  • 撮ってほしい構図は、始まる前に伝える
  • 後ろ姿と小物の寄りは頼まないと抜けやすいものです
  • プランの内容・追加料金・納期は契約前に確認する

写真館の選び方を読む

よくあるご質問

Q01前撮りでいちばん多い失敗は何ですか?
A

「撮ってほしい構図が撮れていなかった」というものです。とくに後ろ姿と小物の寄りは抜けやすいところです。撮影が始まる前に一言お伝えいただければ防げます。

Q02試着で良かったのに、写真だと印象が違うのはなぜですか?
A

光と距離が違うためです。試着室は真上からの照明で鏡までの距離も近く、写真は正面から光を当てて数メートル離れて撮ります。離れて全身を見ておくと、本番に近い印象がつかめます。

Q03試着のとき、何を見ればいいですか?
A

数歩下がって全身を見ること、写真を撮ってもらうこと、衿元と袖の色が顔に合うか見ること、帯と小物を合わせた状態で見ること。この4つです。

Q04ヘアメイクの希望はどう伝えればいいですか?
A

画像を用意して見せてください。言葉での説明は行き違いが起きます。画面をお見せいただくのがいちばん確実です。

Q05メイクは普段どおりでいいですか?
A

写真では、普段よりやや濃いめのほうが写りに合います。照明が強く当たるため、普段のままだと薄く写ることがあります。

Q06髪飾りはいつ選べばいいですか?
A

振袖の色が決まってからです。先に選ぶと、振袖と合わないことがあります。

Q07当日の持ち物で忘れやすいものは?
A

足袋、髪飾り、メイク直しの道具、眼鏡やコンタクトの替えです。写真館から届く一覧を前日に確認してください。

Q08前日に気をつけることはありますか?
A

早めに休むこと、塩分の多い食事を避けること、新しい化粧品を試さないこと、爪を整えること。この4つです。

Q09日焼けはしないほうがいいですか?
A

撮影の直前は避けたほうが無難です。日焼けの跡が写真に出ることがあります。

Q10当日に遅れたらどうなりますか?
A

着付けとヘアメイクの時間は削れないため、撮影の時間が短くなります。交通手段と所要時間は前日に確認してください。

Q11撮ってほしい構図は伝えてもいいですか?
A

遠慮なくおっしゃってください。撮影が始まる前に伺えれば、時間の組み方に入れられます。画像をお見せいただいても構いません。

Q12後ろ姿は撮ったほうがいいですか?
A

押さえておいてください。振袖は後ろにも柄が入り、帯の結びも背中側にあります。抜けやすい一枚なので、先にお伝えください。

Q13小物の写真も撮ってもらえますか?
A

撮れます。帯・髪飾り・草履の寄りは、頼まないと抜けやすい部分です。ご希望があればお伝えください。

Q14緊張して表情が固くなりそうです。
A

最初の数分は慣れる時間と考えていただいて構いません。会話をしながら進めますので、そのうちほぐれます。

Q15家族写真で気をつけることは?
A

撮りたい組み合わせを先に伝えることです。全体の一枚だけで終わり、二人ずつの写真が残らなかった、という声をよく伺います。

Q16もらえる写真の枚数はどう確認すればいいですか?
A

契約前に、含まれる枚数・データの形式・納期・追加料金の単価を確認してください。写真館によって内容が大きく異なります。

Q17データはどう保存すればいいですか?
A

一か所にまとめて置かないでください。パソコンとクラウド、あるいは外付けの記録装置と、二か所以上に保存しておくと安心です。

Q18成人式当日と同じ振袖で前撮りできますか?
A

当日用の振袖は貸出の時期が限られるため、写真館によって扱いが異なります。同じ一着で撮りたい場合は、予約の段階でお伝えください。

Q19日程を変更したくなったらどうなりますか?
A

変更の可否と条件は写真館によります。進学や就職で予定が読めない場合は、予約のときに確認しておくと安心です。

Q20見学だけでも行けますか?
A

当店ではご見学・ご相談は無料です。撮影前に振袖を見て、写真での見え方をご確認いただけます。

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