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成人式の準備

成人式当日の流れ

成人式当日は、思っているより早く始まり、思っているより長く続きます。何時に起きればいいのか、どこで何をするのか。全体の流れを一度つかんでおくと、当日の動きが変わります。この記事では、朝の支度から帰宅までを順に並べました。

成人式当日の流れ

先に、全体像

当日は「支度」「式典」「友人との時間」の3つに分かれます。

  • 朝はかなり早い時間から始まります
  • 支度(ヘアメイクと着付け)にはまとまった時間がかかります
  • 式典そのものの時間は、一日の中では短いものです
  • 友人と会う時間がいちばん長くなることが多いものです
  • 式典の時刻と会場は自治体によって異なります。案内状で確認してください

この記事の時刻はすべて一般的な目安です。式典の開始時刻、会場、二次会の有無は自治体と年によって異なりますので、必ずお手元の案内状で確認してください。

一日の流れ

  1. 起床

    早朝

    支度の予約時刻から逆算します

  2. 移動

    美容室・着付けの場所へ

    前開きの服で。持ち物は前日にまとめて

  3. ヘアメイク

    髪とメイクを仕上げる

    希望の画像はここでお見せください

  4. 着付け

    振袖を着る

    直し方をここで教わっておきます

  5. 移動

    会場へ

    荷物はここで預けます

  6. 式典

    式に出る

    時間は一日の中では短いものです

  7. 式後

    友人と写真

    いちばん長くなる時間です

  8. 夕方以降

    食事・二次会

    予定がある場合

  9. 帰宅

    着替えと片づけ

    返却の方法と期限を確認しておきます

白地に花の振袖。花のある空間で椅子に座る全身
一日は長くなります。全体の流れを先につかんでおいてください

朝は何時に起きるか

答えは「支度の予約時刻から逆算する」です。順序が逆になると計算が合いません。

逆算の考え方
決めるもの決め方
式典の開始時刻案内状に記載されています。ここが起点です
会場に着く時刻開始より前に。混雑を見込んで余裕を
支度が終わる時刻会場までの移動時間を引きます
支度の開始時刻ヘアメイクと着付けにかかる時間を引きます
家を出る時刻支度の場所までの移動時間を引きます
起きる時刻朝の身支度と朝食の時間を引きます

支度にかかる時間は、髪の長さや量、希望する形によって変わります。予約のときに所要時間を聞いておいてください。

朝食は抜かないでください

振袖は帯を締めるため、たくさんは食べられません。だからといって抜くと、式典の途中で気分が悪くなることがあります。軽くでも食べておいてください。

前日までに決めておくこと

当日の流れをなめらかにするのは、前日までの準備です。決めておくべきことを挙げます。

前日までに決めておく
決めることなぜ必要か
支度の予約時刻ここが一日の起点になります
支度の場所への移動手段所要時間が読めないと逆算できません
会場への移動手段当日は混み合います
荷物の預け先当日探すと時間を取られます
ご家族の同行の有無荷物を預けられるかが変わります
式のあとの予定着替えの有無、二次会の有無
帰りの手段夜は混み合います
返却の方法と期限借りた店に確認しておきます

このうち「式のあとの予定」が決まると、荷物の量が決まる。荷物の量が決まれば、バッグと預け先も決まります。順番としては、ここから考えると早く片づきます。

当日の持ち物リストを見る

支度の場面

当日いちばん時間を使うのがここです。気をつける点をまとめます。

  • 前開きの服で行く:かぶる服は、ヘアメイクのあとに脱げません
  • 持ち物は前日にまとめる:朝に用意を始めると忘れます
  • 希望は画像で伝える:言葉は受け取り方に幅があります
  • 仕上がりを手鏡で確認する:正面だけでなく、横と後ろも
  • 着崩れの直し方を教わる:当日は自分で直すことになります
  • お手洗いの方法を聞いておく:裾のまとめ方には手順があります

最後の2つは、当日いちばん役に立ちます。着付けをしてくださる方に、その場で聞いておいてください。

ヘアメイクで気をつけることを読む

ご家族はどう動くか

当日はご本人だけでなく、ご家族の動きも決めておくと落ち着きます。

  • 支度の場所まで送る:朝は早い時間になります
  • 会場まで送る:混雑を見込んで早めに
  • 荷物を預かる:これがあると、ご本人の身軽さがまるで違います
  • 会場で写真を撮る:会場の決まりに従ってください
  • 式のあとに迎える:時間は前もって決めておきます

ご家族が同行される場合、荷物を預かってもらえるのが最も大きな助けになります。振袖用のバッグは小さく、入るものが限られるためです。

家族写真を撮る理由と撮り方を読む

会場へ移動する

振袖での移動は、普段より時間がかかります。

移動手段ごとの注意
手段注意すること
車(家族の送迎)乗り降りで着崩れます。ゆっくり動いてください
公共交通機関混雑の中では袖と裾に気をつけます
タクシー当日は混み合います。早めに手配を
徒歩草履で歩ける距離を見込んでください

車の乗り降りでは、先に腰を下ろしてから足を入れるようにすると崩れにくくなります。袖は膝の上にまとめておいてください。

式典のあいだ

式典そのものは、一日の中では短い時間です。座っている時間が長くなります。

  • 座り方:浅く腰かけて背筋を伸ばすと、帯が潰れません
  • 袖の扱い:膝の上にまとめておきます
  • 寒さ:会場の空調によります。脱ぎ着できる形にしておくと安心です
  • 手洗い:式典の前に済ませておくと落ち着きます
  • 写真撮影:会場によって決まりがあります。案内に従ってください

座っているあいだに帯が潰れると、そのあとの写真に響きます。深く座り込まないよう気をつけてください。

式典で気をつけたいこと

式典そのものは短いのですが、その場での振る舞いで着崩れの度合いが変わります。

式典中の所作
場面こうすると崩れにくい
椅子に座る浅く腰かけ、背筋を伸ばす。帯が潰れません
立ち上がる裾を軽く押さえながら。踏まないように
階段を上る裾を少し持ち上げます
手を上げる袖が落ちるので、もう一方の手で押さえます
物を拾う膝を折って腰を落とします。前かがみは崩れます
歩く歩幅を小さく。草履は普段の靴と違います

いずれも大きな動作を避ける、という一点に尽きます。振袖は日常の服より動きが制限されます。ゆっくり動くつもりでいると、それだけで崩れにくくなります。

生成りに黒い花の振袖。床に座って裾を広げた姿
座るときは裾を整えてから。膝を折って腰を落とします

式のあと。ここがいちばん長い

当日でいちばん時間が長くなるのは、式のあとの時間です。同窓の友人と会い、写真を撮り、話す時間です。

そしてこの時間には、朝の状態がそのまま残っているわけではありません。髪は少し落ち、メイクも時間が経ち、着崩れも出てきます。

  • 手鏡で顔まわりを確認する:撮られる前に一度見ておきます
  • あぶらとり紙とフェイスパウダー:顔の光りを抑えます
  • リップを直す:唇の色は写真で目立ちます
  • 予備のピン:落ちてきた髪を留められます
  • 衿元と帯を整える:手で軽く直せる範囲があります
  • 充電器:写真を撮り続けると減ります
山吹の振袖。椅子に腰かけて手を膝に置いた姿
式のあとの写真こそ、当日の空気が残るものです
写真館より
当日の写真は、前撮りとは別の良さがあります。友人と並んだ写真は、その日にしか撮れません。前撮りを済ませておくと、当日は写真のことを気にせずその時間を過ごせます。

前撮りはいつ撮るのがいいかを読む

夕方から夜

食事や二次会がある場合は、さらに時間が延びます。

  • 飲食では袖に気をつける:たたんで膝に置くか、片手で押さえます
  • 衿元を汚さない:最も落としにくい場所です
  • 帯があるので量は食べられない:無理をしないでください
  • 着替えるかどうかを決めておく:着替え場所と荷物の受け取りを先に
  • 帰りの手段を決めておく:夜は混み合います

二次会で着替える予定があるなら、着替えの置き場所と受け取り方を朝の段階で決めておいてください。当日に探すことになると、時間を取られます。

体調のこと

一日が長く、慣れない格好で過ごすことになります。体調について気をつけたい点を挙げておきます。

  • 帯を締めるので、食事の量は入りません:無理をしないでください
  • 水分は取ってください:お手洗いを気にして控えすぎるのは逆効果です
  • 締めつけがつらいときは伝えてください:着付けのときに調整できます
  • 寒暖差に注意:屋外と室内の差が大きい時期です
  • 足元の痛みは早めに手当てを:我慢すると歩けなくなります
  • 疲れたら座ってください:無理をすると表情に出ます

式典の途中で気分が悪くなる方は少なくありません。朝食を軽く取っておくこと、締めつけがつらければ着付けの段階で伝えること。この2つで、かなり防げます。

つらいときは遠慮なく伝えてください

着付けはある程度締めるものですが、我慢する必要はありません。苦しいと感じたら、その場で伝えてください。一日を過ごすための締め方に調整できます。

帰宅してから

一日が終わったあとにも、やっておくことがあります。

  • 返却の方法と期限を確認する:レンタルの場合、翌日返却が多いものです
  • 汚れがあれば申し出る:自分で落とそうとしないでください
  • ご自身の振袖なら、そのまましまわない:汗と皮脂は時間が経つと変色します
  • 小物を分けて保管しない:次に着るときに揃わなくなります
  • 写真をまとめる:友人から届いた写真も、その日のうちに

シミ・汚れの対処法を読む

雨や雪が降ったら

成人式は一年でいちばん天候が読みにくい時期にあります。降った場合の備えを書いておきます。

  • 雨コート:振袖の上から羽織れるものです。用意があるか確認してください
  • 大きめの傘:袖が長いぶん、普通の傘では濡れます
  • 足元:草履が濡れると滑ります。カバーがあると安心です
  • 替えの足袋:濡れたまま一日過ごすのはつらいものです
  • タオル:拭くものがあると助かります
  • 移動手段の見直し:雪の日は交通が乱れます。早めに出てください

裾が濡れたり泥がはねたりした場合も、その場でこすらないでください。乾いてから払うほうが跡が残りません。レンタルの場合は、返却のときに申し出てください。

よくある失敗

当日のよくある失敗と、防ぎ方
失敗なぜ起きるか防ぎ方
朝、時間が足りなくなった逆算していなかった式典の時刻から逆算して起床時刻を決める
かぶる服で行ってしまった前開きと知らなかった前が開く服で行く
朝食を抜いて気分が悪くなった食べられないと思った軽くでも食べておく
荷物を置く場所がなかった預け先を決めていなかった前日に確認する
着崩れて直せなかった直し方を聞いていなかった着付けのときに教わる
お手洗いで困った方法を知らなかった着付けのときに聞き、クリップを持つ
帯が潰れた深く座り込んだ浅く腰かけて背筋を伸ばす
夕方の写真で髪が崩れていた直せる用意がなかったピンと手鏡を持つ
足が痛くて歩けなくなった草履に慣れていなかった事前に履いておく。絆創膏を持つ
返却の期限を過ぎた確認していなかった借りるときに期限を確認する

スタジオノーブレムの場合

当日の流れに関わる部分について、当店の対応を記載します。

  • 成人式当日のお着付け・ヘアメイク:承っておりません。ご自身で美容室等をお手配ください
  • 振袖レンタル:東山店で承っております。受け取りと返却の方法はご案内します
  • 前撮り:別の日にスタジオで撮影します。当日の撮影は行っておりません
  • ご相談:分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください

当日のお支度を承っていないため、朝の流れは美容室等の案内に従ってお進めください。振袖の受け取りと返却については、当店からご案内します。

振袖レンタルについて見る

同窓会・二次会がある場合

式典のあとに同窓会や二次会が組まれることがあります。参加される場合は、当日の組み立てが変わります。

参加する場合に決めておくこと
決めることなぜ
振袖のまま行くか、着替えるか着替えるなら場所と荷物の受け取りが要ります
着替える場合の預け先朝のうちに決めておきます
帰りの時間と手段夜は混み合います
レンタルの返却時刻翌日返却が多いものですが、確認を
飲食の場面での注意袖と衿元を汚さないように
家族への連絡帰宅の時間を伝えておきます

振袖のまま参加される方も多くいらっしゃいます。ただ、一日着ていると疲れが出ますし、飲食の場では汚す危険も増えます。着替える予定があるなら、朝のうちに段取りを決めておいてください。

レンタルの場合、返却の時刻も関わります。翌日返却であれば急ぐ必要はありませんが、当日中の返却であれば予定に組み込む必要があります。借りるときに確認しておいてください。

まとめ

もう一つだけ。当日は予定どおりに進まないものだと思っておいてください。交通は混み、友人と会えば話し込み、写真を撮れば時間が過ぎます。分刻みの予定を立てると、そのずれが負担になります。

とくに式のあとは、時間を決めすぎないほうが楽しめます。ご家族との待ち合わせだけ決めておいて、あとは流れに任せる。そのくらいの余裕をもって臨まれるのが良いと思います。

成人式当日は、朝が早く、そのあとが長い一日です。式典の時刻から逆算して起床時刻を決めること。これが最初の一歩です。

そして、いちばん長いのは式のあとの時間です。そのころには朝の状態ではなくなっています。直せる用意をしておくと、その時間の写真がきれいに残ります。

この記事の要点

  • 式典の時刻から逆算して起床時刻を決めてください
  • 前が開く服で支度の場所へ向かってください
  • 着崩れの直し方とお手洗いの方法を教わっておいてください
  • 座るときは浅く腰かけて、帯を潰さないでください
  • 式のあとがいちばん長い時間です。直せる用意を
  • 返却の方法と期限は、借りるときに確認してください

当日の持ち物リストを見る

よくあるご質問

Q01成人式当日は何時に起きればいいですか?
A

支度の予約時刻から逆算します。式典の開始時刻 → 会場到着 → 支度終了 → 支度開始 → 家を出る → 起床、の順に引いていってください。

Q02支度にはどれくらい時間がかかりますか?
A

髪の長さや量、希望する形によって変わります。予約のときに所要時間を聞いておいてください。

Q03どんな服で美容室に行けばいいですか?
A

前が開く服です。かぶって着る服だと、髪を仕上げたあとに脱げなくなります。

Q04朝食は食べたほうがいいですか?
A

軽くでも食べておいてください。帯を締めるとたくさんは食べられませんが、抜くと式典の途中で気分が悪くなることがあります。

Q05式典は何時からですか?
A

自治体と年によって異なります。お手元の案内状で確認してください。

Q06会場までどうやって行けばいいですか?
A

車の送迎、公共交通機関、タクシーなどです。当日は混み合いますので、余裕をもって出発してください。

Q07車の乗り降りで着崩れませんか?
A

崩れやすい場面です。先に腰を下ろしてから足を入れるようにし、袖は膝の上にまとめておくと崩れにくくなります。

Q08荷物はどこに置けばいいですか?
A

ご家族に持ってもらうか、会場の預かり所か、コインロッカーか。いずれかです。前日に決めておいてください。

Q09式典中の座り方に気をつけることはありますか?
A

浅く腰かけて背筋を伸ばしてください。深く座り込むと帯が潰れ、そのあとの写真に響きます。

Q10お手洗いはどうすればいいですか?
A

裾をまとめる手順があります。着付けのときに方法を教わっておいてください。大きめのクリップがあると手が足ります。

Q11着崩れたらどうすればいいですか?
A

当日は自分で直すことになります。着せていただくときに、直し方も聞いておいてください。

Q12髪が崩れたらどうしますか?
A

予備のピンと手鏡があれば直せます。仕上げてもらうときにピンの位置を教えてもらっておくと安心です。

Q13一日でいちばん長いのはどの時間ですか?
A

式のあとの時間です。友人と会い、写真を撮る時間が長くなります。そのころには朝の状態ではなくなっているので、直せる用意をしておいてください。

Q14食事のときに気をつけることは?
A

袖をたたんで膝に置くか、片手で押さえてください。衿元は最も汚れが落ちにくい場所です。

Q15二次会で着替える予定があります。
A

着替えの置き場所と受け取り方を、朝の段階で決めておいてください。当日探すと時間を取られます。

Q16寒さ対策はどうすればいいですか?
A

衿元から見えない肌着、足元の防寒、羽織れるもの。暖かくしすぎると汗をかき、振袖の変色につながるため、脱ぎ着で調整できる形が安全です。

Q17当日に前撮りはできますか?
A

現実的ではありません。朝の支度、式典、友人との時間で一日が埋まります。落ち着いて撮る時間は別の日に取ったほうが確実です。

Q18ノーブレムで当日の着付けはしてもらえますか?
A

承っておりません。ご自身で美容室等をお手配ください。振袖のレンタルは東山店で承っております。

Q19振袖の返却はいつですか?
A

レンタルの場合、翌日返却が多いものです。方法と期限は借りるときに確認してください。

Q20帰宅してからやることはありますか?
A

返却の方法と期限の確認、汚れがあれば申し出ること。ご自身の振袖であれば、そのまましまわず手入れをしてから保管してください。

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