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家族写真

成人式の家族の服装はどうする?

「家族は何を着ればいいですか」。撮影のご相談でよく伺う質問です。決まりはありません。ただ、写真がまとまりやすい方向はあります。この記事では、色の選び方から立ち位置まで、実際に写真がどう変わるのかを整理しました。

成人式の家族の服装はどうする?

先に、これだけ

決まりはありませんが、3つ守るとまとまります。

  • 振袖の色を先に共有してください。競う色を避けられます
  • 全員の色味をそろえてください。ばらばらだと写真が散ります
  • ご本人より目立たない色を選んでください。主役は振袖です
  • かしこまる必要はありません。落ち着いていられる服装がいちばんです
  • 足元まで写ります。靴も見ておいてください

順に見ていきます。

なぜ服装が写真に効くのか

家族写真では、全員が同じ画面に入ります。そのとき目立つのは、実は色です。

振袖は色数が多く、柄も大きいものです。そこに別の強い色が並ぶと、見る人の目が分散します。逆に、周りが落ち着いた色でそろっていると、振袖が自然に写真の中心になります。

  • 色が競うと、目線が散ります
  • 色味が揃うと、写真が落ち着きます
  • 明暗の差が大きいと、そこに目が行きます
  • 大きな柄は、振袖の柄と主張が重なります
緑の振袖の女性を中心に、私服のご家族2名が並んだ写真
ご家族が落ち着いた色でそろうと、振袖が自然に中心になります

お父さまの服装

スーツを選ばれる方が多くいらっしゃいます。ただし決まりではありません。

お父さまの服装
選択肢写真での見え方注意
ダークスーツ写真が引き締まる。最も選ばれる形真っ黒は沈むので、濃紺やチャコールも
ジャケットとスラックスやわらかい印象になる上下の色味を近づけると整います
落ち着いた色のセーターなど普段どおりの空気が出る大きな柄は避けてください
和装格が揃う着る方は多くありません。ご希望があれば
  • ネクタイの色:振袖と競わない色を。淡い色が無難です
  • シャツ:真っ白は光を強く返します。オフホワイトや淡い色も選択肢です
  • 靴:全身写真では写ります。磨いておいてください
  • 髪:写真では前髪の位置が意外と目立ちます

お母さまの服装

選択肢が多いぶん、迷われることが多いところです。

お母さまの服装
選択肢写真での見え方注意
ワンピース最も選ばれる形。上下が揃うので整います色は落ち着いたものを
スーツ(セットアップ)きちんとした印象になる肩の形が写真に出ます
ジャケットとスカート普段に近い形でも整う上下の色味を近づけてください
着物・訪問着格が揃い、母娘で並ぶと美しい着付けの手配が必要です
パンツスタイル動きやすい丈と靴のつながりを見ておいてください
  • 色:紺、グレー、ベージュ、深い色。振袖と競わない色を
  • 柄:無地か、細かい柄まで。大きな柄は避けてください
  • 光る素材:撮影の照明で強く反射します。控えめに
  • アクセサリー:光を返すので、大ぶりのものは写真で目立ちます
  • 靴:全身写真では写ります。ヒールの高さで身長差も変わります

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ご兄弟・ご姉妹の服装

年齢によって考え方が変わります。

  • 社会人:ご両親に準じた形で。スーツやワンピース
  • 学生:制服という選択肢があります。写真としてもまとまります
  • 小さいお子さま:無理をさせないでください。動けない服は表情に出ます
  • 着物:振袖の方と柄が競わないように。色味を分けてください
  • 普段着:色味をそろえていれば、それでも構いません

学生の場合、制服はよく選ばれます。全員の服装がばらばらになりがちなご家族でも、制服が入ると写真が締まります。

祖父母の服装

いちばん配慮が要るところです。服装そのものより、当日の負担を考えてください。

  • 着慣れた服がいちばんです:新調して当日に着るのは負担になります
  • 暖かい形にする:撮影の合間に冷えることがあります
  • 座ることを前提に:三世代の撮影では座っていただく形になります
  • 足元:滑りにくい靴を。移動もあります
  • 色味だけそろえていただく:形は自由で構いません

色味だけご家族で共有しておけば、あとは着慣れた服で十分です。写真では、無理をしていない表情のほうがきれいに残ります。

振袖の女性と私服の女性が向き合って手を取る二人の写真
普段着でも、色味がそろっていれば写真は落ち着きます

前撮りと成人式当日で分けて考える

服装の話は、前撮りと成人式当日で意味が変わります。

前撮りと当日の違い
項目前撮り成人式当日
求められること写真でまとまること会場にふさわしいこと
気温スタジオ内で一定屋外での待ち時間があります
動きやすさあまり関係ありません移動があります
振袖と競わないこと会場の雰囲気に合わせて
写る範囲全身が写ることがあります写真の写り方は状況によります
祖父母の参加座って参加できます移動と待ち時間の負担があります

前撮りであれば、写真でのまとまりを優先して構いません。スタジオ内なので気温も一定で、移動もありません。

成人式当日は、寒さと移動を考える必要があります。同じ服装で両方をまかなおうとせず、分けて考えたほうが無理がありません。

色の決め方

いちばん大切なのは順番です。振袖の色が決まってから、ご家族の服を決めてください。

振袖の色と、ご家族の服
振袖避けたい色合わせやすい色
赤・朱同じ濃さの赤紺、グレー、ベージュ、深い緑
白・生成り真っ白紺、グレー、ベージュ、淡い色
黒・紺全身の真っ黒グレー、ベージュ、淡い色
同系の緑紺、グレー、ベージュ
同じ濃さの青グレー、ベージュ、白に近い色
くすみ色原色グレージュ、淡い色でそろえる
黄・山吹同系の黄紺、グレー、深い色

「同系色でそろえる」は行きすぎることがあります

振袖と同じ色をご家族が着ると、そろうというより競います。同系色にするなら、濃さをはっきり変えてください。もっとも安全なのは、紺・グレー・ベージュのいずれかでまとめる形です。

振袖の写真をご家族に送っておくだけで、この問題はほぼ解決します。言葉で「赤系です」と伝えるより、画像のほうが確実です。

避けたほうがいいもの

  • 真っ白:撮影の照明で強く光り、顔より目立ちます
  • 全身の真っ黒:写真の中で沈み、輪郭が分かりにくくなります
  • 大きな柄:振袖の柄と主張が重なります
  • 光沢の強い素材:照明を強く返します
  • 細かい縞や格子:写真によっては模様がちらつくことがあります
  • 露出の多い服:会場と季節を考えると現実的ではありません
  • 極端にカジュアルな服:ご本人の装いと差が出すぎます

ただし、どれも「絶対にだめ」ということではありません。全体でまとまっていれば問題にならないこともあります。迷ったら、撮影の前にご相談ください。

お母さまが着物を着る場合

選ばれる方が一定数いらっしゃるので、分けて書いておきます。

  • 訪問着・色無地・付け下げなどが選ばれます:格を合わせやすい形です
  • 振袖の色と競わない色を:母娘で並ぶので、色の関係がそのまま写ります
  • 柄の大きさを分ける:どちらも大柄だと画面が混みます
  • 着付けの手配が要ります:当日は美容室等への予約が必要です
  • 時間の余裕を見る:ご本人の支度と重なるため、朝が早くなります
  • お手持ちの着物なら早めに確認を:状態と寸法を見ておいてください

母娘で着物を並べると、写真の格が揃います。ママ振袖を着られる場合は、お母さまが当時とは別の着物を着るという形になり、そこにも意味が生まれます。

ただし手配の負担は増えます。当日の朝が早くなること、着付けの予約が二人分必要になること。この2点は織り込んでご検討ください。

お手持ちの着物は早めに確認してください

長く保管されていた着物は、シミや変色が出ていることがあります。手入れには日数がかかりますので、日程を決める前に広げて確認してください。

立ち位置と身長差

服装と一緒に考えておきたいのが並び方です。

  • ご本人を中心に:主役が分かる形になります
  • 振袖の両隣は少し余裕を:袖が隠れると柄が写りません
  • 身長差が大きいときは座る方をつくる:顔の高さが揃います
  • 四人以上は前後に段をつける:横一列だと写真が横に広がります
  • 靴の高さも影響します:ヒールの高さで見え方が変わります

当日は撮影者が案内しますので、覚えていただく必要はありません。ただ、靴の高さは服装を決める段階で関わりますので、頭の片隅に置いておいてください。

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当日の寒さ対策

成人式は一年でいちばん寒い時期にあります。ご家族も外で待つ時間が生まれます。

  • コートを羽織れる形にする:写真のときだけ脱げば十分です
  • 重ね着で調整する:会場は暖かいことがあります
  • 足元を暖かく:立っている時間が長くなります
  • 祖父母はとくに配慮を:冷えは体調に響きます
  • 温熱用品を持つ:待ち時間が長くなることがあります

写真を撮る一瞬だけ脱ぐ、という形で十分です。写真のために寒さを我慢していただく必要はありません。

花柄の振袖にファー付きのケープを羽織った全身
寒い時期です。羽織るものは写真の前に脱げば十分です

よくある失敗

家族の服装でよくある失敗と、防ぎ方
失敗なぜ起きるか防ぎ方
振袖と色がぶつかった振袖の色を共有していなかった振袖の写真を家族に送る
全員の服装がばらばらだった事前に話していなかった色味だけでもそろえる
真っ白で顔より目立った清潔感を優先したオフホワイトや淡い色にする
真っ黒で沈んで見えた無難だと思った濃紺やチャコールにする
大きな柄が振袖と競った柄の大きさを考えていなかった無地か細かい柄までにする
靴が写って気になった足元を見ていなかった全身写真では靴も写ります
祖父母が新調した服で疲れた当日のことを考えていなかった着慣れた服にしていただく
お母さまの着物の手配が間に合わなかった直前に決めた着物を着るなら早めに手配する
子どもが動けない服だった見た目を優先した動ける服にする。表情に出ます

チェックリスト

振袖が決まったら

  • 振袖の写真をご家族に送ったか
  • 全員の服の色味を決めたか
  • 競う色がないか確認したか
  • 大きな柄がないか確認したか

撮影の1週間前

  • 当日着るものを実際に出してみたか
  • 靴を確認したか
  • 祖父母の負担を考えたか
  • お母さまが着物なら、着付けの手配は済んでいるか

前日

  • 全員の服がそろっているか
  • 靴を磨いたか
  • アクセサリーを決めたか

服装を決める順番

決める順に並べ直しておきます。

  1. はじめに

    振袖を決める

    ここが決まらないと色が決められません

  2. 次に

    振袖の写真を家族に送る

    言葉より画像が確実です

  3. 決める

    全体の色味

    紺・グレー・ベージュのいずれかに寄せます

  4. 各自

    手持ちの服から選ぶ

    新調する必要はありません

  5. 確認

    実際に出して並べてみる

    写真で送り合うだけでも分かります

  6. 前日

    靴とアクセサリーまで揃える

    足元も写ります

4段目が大切です。この記事のために服を買い足す必要はありません。手持ちの中から、色味の合うものを選べば十分です。

写真館より
ご家族の服装をご相談いただくことがありますが、たいていは「そのままで大丈夫です」とお答えしています。かしこまった服装より、その場で落ち着いていられる服装のほうが、写真にはよく写ります。

それでも迷われる場合は、当日着る予定のものを写真に撮って、ご家族で見比べてみてください。並べてみると、色が揃っているかどうかがすぐ分かります。

スタジオノーブレムの場合

当店の考え方を記載します。

  • ご家族の服装:とくに決まりを設けておりません。普段着でも構いません
  • 家族撮影:前撮り・後撮りプランとフルセットプランに含まれています
  • 人数:追加料金はありません。ご兄弟、祖父母、どなたが増えても料金は変わりません
  • ご相談:服装で迷われたら、撮影の前にお尋ねください
  • 撮影場所:スタジオ内での撮影です。ロケーション撮影は行っておりません

かしこまった服装を求めてはおりません。ご家族がその場で落ち着いていられる服装が、結果として写真にもよく写ります。

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一人だけ浮いてしまうときの直し方

全員でそろえたつもりでも、写真にしてみると一人だけ浮いて見えることがあります。原因はだいたい決まっています。

浮いて見える原因と、その場での直し方
原因写真での見え方その場でできること
一人だけ明るい色そこに目が行く立ち位置を端に寄せる
一人だけ暗い色そこだけ沈む明るい方の隣に立つ
上着の有無が揃わないばらついて見える全員脱ぐか、全員着る
一人だけ柄物柄が競う上着で隠せることがあります
光る素材照明を返して目立つ角度を変える。上着を羽織る
背の高さが揃わない視線が散る座る方をつくる

いちばん簡単なのは「全員脱ぐか、全員着るか」を揃えることです。上着の有無だけでも、写真のまとまりは変わります。

当日その場で気づいた場合も、立ち位置を変えるだけで収まることがあります。撮影者に伝えていただければ、そのように組み直します。

写真館より
服装が揃っていないことを気にされる方がいらっしゃいますが、撮る側からすると立ち位置と構図で対応できる範囲が広いものです。当日に気づいても、間に合わないということはありません。

まとめ

決まりはありません。ただ、写真としてまとまるかどうかは、色でほぼ決まります。

やることは一つです。振袖が決まったら、その写真をご家族に送ること。あとは全員が落ち着いた色でそろえれば、それで整います。

この記事の要点

  • 振袖の色を先にご家族へ共有してください
  • 全員の色味をそろえてください。紺・グレー・ベージュが無難です
  • 真っ白と全身の真っ黒は避けてください
  • 大きな柄は振袖と競います
  • 足元まで写ります。靴も確認してください
  • 祖父母は着慣れた服がいちばんです

成人式前撮りについて見る

よくあるご質問

Q01家族の服装に決まりはありますか?
A

ありません。ただ、全体の色味がそろっていると写真は落ち着きます。振袖と競わない色を選ぶと失敗しません。

Q02父はスーツを着るべきですか?
A

その必要はありません。スーツを選ばれる方が多いのは確かですが、ジャケットや落ち着いた色のセーターでも構いません。

Q03母は着物を着たほうがいいですか?
A

その必要はありません。ワンピースやスーツで撮られる方が多くいらっしゃいます。着物を着られる場合は、着付けの手配が必要になるため早めにご検討ください。

Q04何色を選べばいいですか?
A

紺、グレー、ベージュのいずれかでまとめると、どの振袖にも合います。振袖と同じ色は競うので避けてください。

Q05真っ白はだめですか?
A

避けたほうが無難です。撮影の照明で強く光り、顔より目立つことがあります。オフホワイトや淡い色のほうが安全です。

Q06黒はだめですか?
A

全身の真っ黒は沈んで見えることがあります。濃紺やチャコールのほうが写真では輪郭が出ます。

Q07柄物は避けたほうがいいですか?
A

大きな柄は振袖と主張が重なります。無地か、細かい柄までにしておくとまとまります。

Q08普段着でも大丈夫ですか?
A

構いません。当店では服装の決まりを設けておりません。色味だけそろえていただければ十分です。

Q09兄弟は何を着ればいいですか?
A

社会人ならご両親に準じた形で、学生なら制服という選択肢があります。制服が入ると写真が締まります。

Q10小さい子どもの服はどうすればいいですか?
A

動ける服にしてください。動けない服だと、表情に出ます。

Q11祖父母の服装はどう考えればいいですか?
A

着慣れた服がいちばんです。新調して当日に着るのは負担になります。色味だけそろえていただければ十分です。

Q12靴も写りますか?
A

全身写真では写ります。磨いておいてください。ヒールの高さは身長差にも関わります。

Q13アクセサリーは着けてもいいですか?
A

着けて構いません。ただし大ぶりのものは撮影の照明で光を返し、写真で目立つことがあります。

Q14家族全員で色をそろえるとはどういうことですか?
A

同じ色を着るという意味ではありません。紺系、グレー系、ベージュ系のいずれかに寄せる、という程度で十分です。

Q15振袖と同系色にしてもいいですか?
A

濃さをはっきり変えてください。同じ濃さだと、そろうというより競います。

Q16振袖の色をどう伝えればいいですか?
A

写真を送るのがいちばん確実です。「赤系です」という言葉より、画像のほうが行き違いがありません。

Q17当日の成人式にも家族は正装で行くべきですか?
A

会場によって考え方が異なります。式典への参列については、案内状の記載をご確認ください。

Q18家族撮影に人数の追加料金はかかりますか?
A

写真館によります。当店では人数による追加料金はありません。ご兄弟、祖父母、どなたが増えても料金は変わりません。

Q19服装で迷ったら相談できますか?
A

できます。撮影の前にお尋ねください。振袖の色に合わせてお答えします。

Q20家族の立ち位置は決まっていますか?
A

厳密な決まりはありません。当日は撮影者が案内しますので、覚えていただく必要はありません。

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